この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ご主人様=ドSせんせい
第21章 確執☆榊原家の事情

俺は真っ直ぐに親父の瞳を見て伝える。

「申し訳ないが、未来の事はもう愛していない。俺がこれから一緒に歩んでいく女は、愛音しかいない。例え教師を辞める事になっても、アイツと別れるつもりはない。」

親父はふぅーと、深い溜め息を付き呆れた表情を浮かべた。

「何を血迷った事を言ってるんだ。まぁ、いい。お前らの愛がどんなもんなのか見せてみろ!私が納得いく物なら認めてやる。ただな、星夜。愛に永遠なんてないんだ。お前を置いて離婚したお前の母親のようにな。」

母さんの話をした親父は、そこだけは強く言い捨てるように俺に言った。

そう母さんは、幼い俺を捨て、どこかへ行った。

昔の俺は傷ついたりもしたが、今となっては、こんな親父の元を離れた気持ちも、わからなくはない。


そう、母さんも、未来も全ては親父が原因で俺から離れていったんだ。

今度こそ俺は絶対に、離さない!

もうこれ以上、親父には好き勝手にさせない。

やっとみつけた俺の大切な人。

絶対に俺は離さない。

今度こそ、自分の力で守り抜いてみせる。


「愛音に何かしたら、俺は一生貴方を許さないからな!」

俺の言葉に親父は、不敵に笑った。

「私が直接手をださなくても、人の心は簡単にかわるものだ。まして相手は、まだまだ子ども。いつまで、お前がそうやって言っていられるか、見物だな!」

「その言葉、忘れるなよ!」

「しばらくは、この家にいろ!お前に、やってもらいたい事もあるからな。」

親父は、そう言って部屋を出ていった。


愛音に何かされても困るからな。

しばらく俺は、この家にいて親父の様子を見る事にした。


愛音、どうか俺を信じて待っていてくれ!
/876ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ