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ご主人様=ドSせんせい
第22章 接近☆柊斗と愛音
あの日、先生が連れて行かれてから、1人残された部屋で、さよならを言った先生の本心を考えた。
首筋に残された赤い印の意味と一緒に。
先生はきっと何か考えがあって、別れを告げただけで、あの言葉は本心ではなかったと、私は思いたかった。
この何ヵ月、先生は私をしっかりと愛してくれた。
私はやっぱり先生を信じて、待っていようと決心した。
気持ちが落ち着いてから、ロビーに行くと、ホテル代は払われていて、さらにタクシーが用意されていて、私の家までの料金もしっかりと払われていた。
先生のお父さんが払ったみたいだけど、そのお父さんが先生を連れていってしまったのだから、何だか複雑な気持ちだった。