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ご主人様=ドSせんせい
第22章 接近☆柊斗と愛音
「愛音…ちゃん。愛してる。俺に全部預けて…。」
柊斗の瞳が閉じると、ゆっくりと顔が近づいてきた。
それを受け入れるように、私も静かに瞳を閉じた。
もうどうなってもいい…。
今だけ、先生を忘れさせて…。
軽く優しく合わさった唇が少し震えている。
ただ触れているだけの唇から、柊斗の気持ちが溢れだしている。
優しく優しく、まるで何か壊れてしまいそうな物を扱うように、そんな優しいキスだった。
唇が離れると、優しい瞳の柊斗が微笑んでいた。
「先生には、俺に無理矢理抱かれたって言えばいいから。愛音ちゃんは、何も悪くないから。今だけ、俺を愛して。」
「ごめんね…。」
「謝らないで…。謝られたら、辛くなるから…。」