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ご主人様=ドSせんせい
第23章 浮気☆偽りの恋人
暑い夏の午後。
親のいない家。
男と女、二人きりの部屋。
エアコンの涼しい風が、二人の体を冷やすが、二人の距離は近付いていた。
見慣れたいつもの自分の部屋。
初めて男の人を入れた。
いつも自分が寝ているベッドに、私達は横たわる。
でも、その相手は本当の恋人ではない人。
愛しいあの人ではない違う人に、私は今抱かれようとしているのだ。
「愛音ちゃん…本当にいいの…?後悔しない…?」
私は返事の変わりに、柊斗の首に腕を回した。
あの日、さよならを言った先生の顔が浮かぶ…。
信じてたけど…。
先生、今まだ私を愛してくれてるの…?
優しくキスを落とす柊斗に、私は先生を重ねていた。
この行為が最低だとわかっていながら…。