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第24章 潜入☆榊原星夜ｿﾛｺﾝｻｰﾄ

少し早めの夕飯を食べに、柊斗と街へ出る。

夏休み中という事もあって、平日でも学生がたくさんいる。

こういう風に、普通に学生のﾃﾞｰﾄって感じなのは、初めてだった。

以前付き合ってた彼氏とは、あまり出掛けず、すぐに別れてしまったし、先生とはこの前の水族館ﾃﾞｰﾄくらいだから、こうした学生らしいﾃﾞｰﾄって、初めてだった。


やっぱり人が多くて、歩きづらいなぁ。


そう思っていると、柊斗が手を差し出した。

｢はぐれちゃうといけないから、握っててよ。｣

微笑んだ柊斗が、可愛い。

｢ありがとう。やっぱり私達くらいの学生が多いねー。｣

｢夏休みだしね。そんなもんじゃないの？それより、愛音は何食べたい？｣

｢うーん。ﾊﾟｽﾀ食べたいっ！｣

｢このへんに旨いｲﾀﾘｱﾝの店あるから、そこに行こうか。｣

｢うん！｣