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第24章 潜入☆榊原星夜ｿﾛｺﾝｻｰﾄ

柊斗となんやかんや、色々と話しながら帰っていると、帰り道もあっというまだった。

１人で帰れるからと言ったのに、今日は彼氏だから家まで送ると聞かない柊斗に負けて、家まで送ってもらった。

今日１日柊斗のおかげで、楽しい１日になった。

柊斗と途中までとはいえ、浮気してしまったのは、申し訳ないと思うけど…。

先生からのお仕置きを楽しみにしちゃう自分もいるのが、恥ずかしい…。

でも一番に柊斗を傷つけてしまった。

それなのに、今日先生のｺﾝｻｰﾄﾁｹｯﾄまで買って、先生と会わせてくれた。

柊斗がいなかったら、先生には会えなかっただろうから。

｢柊斗、今日は中途半端に柊斗に甘えてしまってごめんね。｣

｢いつでも甘えていいよ。今日のお礼は貰っておく！｣

そう言って柊斗が私の唇にキスをした。

｢ごちそうさま！榊原先生には内緒なっ。じゃ、またな！｣

恥ずかしいっ…。

でも、柊斗らしいな。

｢またね！ありがとう！｣

柊斗の姿が見えなくなるまで、私は手を振り続けた。