この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ご主人様=ドSせんせい
第24章 潜入☆榊原星夜ソロコンサート
「あんまり話せなかったけど、大丈夫だった?」
柊斗が歩きながら聞いてきたので、実は休憩中に先生に会えた事、別れは本心じゃなかった事等を話した。
「そうなんだ。俺にとっては、残念な結果だな。」
「なんで?」
不思議そうな顔をした私のほっぺたを引っ張りながら柊斗が言う。
「だってさ、少しでも愛音の彼氏になりたかったのにさ。しかも、榊原先生まで愛音を頼む!とか言っちゃってさ。なんかムカツク。」
「私は柊斗が一緒にいてくれるから、安心だよ。今日もありがとね。」
「また、そういうズルイ事言うんだよな。俺だって男なんだから、愛音を無理矢理抱くかもしれないぞっ。」
「それは、ないない!」
ムスッとした柊斗の表情が可愛くて、思わず笑ってしまう。
「笑い事じゃなくて、俺にとっては、深刻な悩みなんだぞっ。」
「ごめん。ごめん。柊斗があまりにも可愛かったんだもん。」
「可愛いって言われても、嬉しくない!」
ふふっ…柊斗ありがとね…。