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ご主人様=ドSせんせい
第25章 執着☆諦めない女
義務的に進められるそんな行為にも、体は素直に反応する。
愛などなくても、セックスはできる。
でも、それは虚しいだけだ。
俺の中に何とも言えない虚しさが広がる。
「そろそろいいわね。さぁ、星夜、私に可愛い赤ちゃんを運んできてちょうだい。」
チッ…これまでか…愛音すまない…。
未来が俺のムスコを自分の中に挿れようとした時、窓の外がピカッと光った。
………??
なんだ…?
「なに?」
未来が俺から離れて窓に近寄ると、パシャパシャとフラッシュがたかれた。
「なんで、こんなとこにマスコミが?」
呆気にとられている未来を横目に、俺はズボンを上に上げて、ゆっくりベッドを降りる。
「あっ!星夜!待ちなさい!」
胸の前を閉めながら、未来が追ってくる。
未来より先に部屋のドアを開けると、そこには親父がいた。
親父は俺が部屋から出ると、部屋のドアの鍵を外から閉めた。
「ちょっと!開けなさいよ !どういうつもり?」
部屋の中では未来がドアを、ドンドン叩き怒鳴っている。
「親父?どういうつもりだ?」
「俺はお前と翠川が付き合っているという証拠になる物が欲しかっただけだ。子どもなどいらない。そこまでは、翠川に頼んでないからな。裏に車が用意してある。とりあえず、自分の家に帰れ。またこちらから、連絡する。」