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ご主人様=ドSせんせい
第5章 調教☆拘束&目隠し

「そんな所で盗み聞きとは、悪趣味ですね。」

先生にそう言われて、私はビクッとする。

「愛音、いるのはわかってるよ。出てきなさい。」

逃げる事も出来ず、私は素直に暗幕から顔を出して先生の所へ進んだ。

「ん?なんでもどって来たんですか?」

先生が私の髪を撫でる。

「先生にすこしでも、触れてもらいたくて…。」

先生はフッと笑って先生の顔から、ご主人様の顔になった。

「可愛い事言うじゃないか。俺にどうされたいのか、言ってごらん。」

先生が私の髪を撫でたまま、私を見つめる。

いつもと同じ、私を捕らえるような瞳。


「せんせ、キスしてください。」

「愛音はキスが好きだね。いいよ。今日は特別だ。瞳を閉じて口を開けて。」

先生が私の顎を掴み上をむかせ、唇を指で開かせた。

先生に言われた通りに瞳を閉じると、優しい優しいキスをくれた。

私から先生の口の中に舌を差し込んで舌を絡める。

先生の首に腕を回して、顔を更に引き寄せ、深いキスをする。

唇を離すと先生が

「積極的な子は、嫌いじゃない。キスもだいぶ上手になってきたね。」

優しい瞳で私を見た。


いつもは冷たいどこか冷めた瞳で私を見る先生。

今日は優しく私を見てくれるのが嬉しくて、先生に抱き付いた。

「さっきはなんで、告白断ったんですか?」

「あーいう子、タイプじゃない。それにペットは1匹いれば十分だし。」

面倒くさそうに言った。

「他にペット作らないでください。私だけ。」

「ペットがご主人様に命令なんて、おかしいだろっ。ちゃんと身分を考えろよ!」

そう注意されたけど、やっぱりいつもと違いどこか優しい。

そんな先生に、私は今まで以上に惚れていってしまうのだった。

「金曜日待ってるよ。」

優しい先生の余韻に浸りながら、私は教室へ戻った。
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