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ご主人様=ドSせんせい
第30章 原点☆音楽室の情事
せんせ…。
放課後に会えるとわかっていても、早く先生に会いたくなる。
早く授業おわらないかなぁ…。
そんな事を思いながら、音楽室をまた見つめていると、窓際に先生が立ってこっちを見ている。
あっ!先生だっ!!
思わず嬉しくなって、小さく手を振って見ると、先生が手を振ってくれて、前見ろよ!ってジェスチャーをした。
何だかおかしくなって、フフッと笑うと
「はい、じゃー神田さん。何だか授業がとても楽しそうなんで、次の一行を和訳してください!」
と、英語の先生に言われてしまった。
「あぁ、えっと…。すみません。聞いてませんでした…。」
素直に謝ってみたけど、英語の先生に睨まれてしまった。
「これからは、ちゃんと聞いててくださいよ!」
「はい!すみませんでした。」
謝って席に着いて、ちらっと音楽室を見ると、先生はその様子を見ていたようで、爆笑している。
そして、大きく手を振ると、またピアノを弾き始めた。
恥ずかしい…。
放課後会ったら絶対笑われちゃうな…。
そんな事を思いながら、先生のピアノを聞きながら、授業をうけていた。