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ご主人様=ドSせんせい
第31章 授業☆先生は悪魔?
あれから週に1回音楽室での先生との密会は続いている。
夏休みもあとわずか。
今日も登校日。
相変わらず暑い教室で、柊斗と花菜と話していた。
「あぁ、夏休みももうすぐ終わりだなぁ。結局、部活だけで終わりそうだ。」
「私もだよー。」
柊斗と花菜は夏休み中、部活三昧だったようで、残りの休みも部活に明け暮れるようだ。
「二人とも大変だね。」
「愛音は?相変わらずピアノの練習?」
「うん。そうだよ。」
「音大目指してるんだもんな。そういえば、今日のラストの授業は、音楽だったな。」
柊斗が、時間割表を見て言う。
「そうだっけ?やったぁ。1日の最後の授業が榊原先生なんて、ツイてるわ。このクソ暑い中、イケメン見れるだけで、涼しくなるっ。」
花菜がうちわでパタパタ扇ぎながら、嬉しそうに言った。
「久しぶりだよね。榊原先生の授業。」
私がポツリと言うと
「愛音はピアノレッスンで、結構会ってるんじゃないの?」
花菜がサラッと聞いてきた。
「そうなんだけど…。普通の授業は、久しぶりだなーって思ってね。」
「普通の授業ねー?」
柊斗がニヤニヤしながら、意味あり気な感じで言う。
「んっ?何かあんの?」
不思議そうに聞く花菜に
「いや。何もないけどさ。」
柊斗がヤバッ!って顔をして、すぐに答えた。