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ご主人様=ドSせんせい
第31章 授業☆先生は悪魔?
くっついていた体を離して、先生が言う。
「余韻を楽しみたいとこだけど時間がない。二人で帰るのはまずいから、愛音が先に教室に戻ってくれるか?」
「はい。せんせ、好きです。」
制服を整えて、先生に近付きキスをすると、先生もそれに応えてくれる。
「俺も好きだよ。」
唇を離して先生に笑顔を向ける。
本当はもっとゆっくり先生と一緒にいたいけど、今は授業中だ。
こうして先生との時間を貰えただけでも、幸せなんだから、ワガママは言えないや。
「じゃ、先生。また教室で。」
「ああ!誰かに見られないようにな。」
静かにドアを開けて廊下を見て、誰もいない事を確認する。
私は一気に音楽室まで行くと、そーっとドアを開いた。
ひんやりとした空気が流れてくる。
中から聞こえる先生のピアノの音色。
良かった。まだDVD終わってない…。
中は暗くて良く見えないけど、皆すっかり深い眠りの中にいるようだ。
ゆっくりと席に近付いて、自分の席に座る。
「どこ行ってたの?」
その声にビクンと体が震える。
「トイレに行ってただけだよ。」
「そう…。」
2つ向こうに座っていた花菜がいつの間にか隣に座っていた。