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ご主人様=ドSせんせい
第36章 海水浴☆愛音&星夜
これはチャンスだ!
すかさず柊斗に言葉をかける。
「ねぇ、柊斗。花菜の水着可愛いよねー?」
「おっ…おう!似合ってると思う…よ。」
「あ…ありがと…。」
私の時はサラッと褒めてくれたのに、花菜の時は何かドキドキ感が伝わってくる。
これは何気に、いい感じなんじゃないの?
怪しげにモジモジしている二人を交互に眺めつつ、ニヤニヤしてしまう私。
「二人で海入ってきなよー。私はちょっと砂浜で貝殻拾いたいんだ。」
「えっ?じゃ、一緒に拾うよ。」
「俺も手伝うぞ。」
「何言ってんの?二人とも泳ぎ上手でしょ?二人の方がガンガン泳げるから。私は泳ぎ苦手だから、二人が疲れた頃、合流するから。」
言った言葉は、あながち嘘ではなかった。
運動部の二人は、ここでの合宿で体力は有り余っていると思う。
私は普段から運動も苦手だから、二人の体力には敵わない。
それにちょっと貝殻を拾って、作りたい物があるのだ。
何より二人きりで楽しんでもらうのが、一番の狙いなんだけどね。