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ご主人様=ドSせんせい
第38章 肝試し☆カップル誕生?
掴まれた足下を見ると、私の足をゾンビが掴んでいた。
「やだーっ!何も出ないって言ってたのに、先生の意地悪ーっ!」
やっぱり何か出るんだ…。
そう思ったら、急に怖くなっちゃって、三人で最後の部屋まですごい勢いで進んでいた。
部屋は真っ暗で全然見えない。
懐中電灯を持った柊斗が、一生懸命あたりを探している。
早く出たくて、私も柊斗から離れて探していると、私の手がグイッと引っ張られた。
「きゃあぁぁー!」
「おい?愛音どうした?」
「何どうしたの?」
柊斗と花菜の声が遠くに聞こえる。
私の体は、結構広い用具箱の中に入っていた先生の腕の中。
そしてさっき叫んだ口は、もう叫べないように、先生の口で塞がれていた。
クチュッ…クチュ…
用具箱の中、互いの舌を絡める水音が響く。
相変わらずパニックになっている外の二人には聞こえてはいなかった。