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第46章 観察☆ﾍﾟｯﾄとご主人様の学園生活

す！すごい！！

前奏を弾き始めた星夜の伴奏。

思った以上にすごい！

確かに天才と言われるだけの事はある。

ただの伴奏なのに、こんなにも存在感があって、独特な音色を出せるなんて…。

涼しい顔で簡単に弾いてるだけなのに…。

一瞬にして星夜が奏でる音色に、心を持っていかれる。

これが、天才と言われる音色なんだ。

でも…、私だって負けてはいない！

深く息を吐き、気持ちを落ち着かせ、瞳をとじて星夜の伴奏に集中した。

さっきみた楽譜通りに、私は歌いだす。

自分の声と星夜のﾋﾟｱﾉが共鳴していくのがわかると、何とも言えない気持ち良さを感じた。

私の音と星夜の音が、合わさった音は、言葉ではいい表せない程に素敵な音色で、私は夢中で歌っていた。