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ご主人様=ドSせんせい
第46章 観察☆ペットとご主人様の学園生活
「もちろんです!今すぐ歌えます。」
私は星夜に強気な笑みを見せて、立ち上がった。
そんな私にクスッと星夜が笑う。
「どうぞ。演奏は私がするので、こちらで歌ってください。他の皆さんは、榊原さんの歌をしっかり聞いて、覚えてくださいね。」
星夜がピアノの椅子に座ると、私はその横に立ち、楽譜を見つめる。
私の隣りに座る星夜は、確かにいい男で、キリッとした顔立ちにパパの面影を感じる。
鍵盤においた指は、長くて綺麗で、その見た目に惹かれてしまう気持ちも、わからなくはなかった。
「先生、お願いします!」
「では、始めますね。」
楽譜を見つめる星夜の瞳に力がこもり、表情が変わる。
そして、綺麗な指先が鍵盤を弾いた。
その瞬間に、私の体にビリッと衝撃が走った。