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ご主人様=ドSせんせい
第47章 罠?☆クリスマスパーティー
「お前といると、俺はいつも翻弄されっぱなしだ。」
「えっ?」
困り顔な先生を見上げると、先生は苦笑いして言った。
「なんでもない。このままだといつまでたっても、ここから出れないなっ。」
「星夜さん…。」
「そんな潤んだ瞳で見るな。そろそろ、家に向かわないとな。」
先生が名残惜しそうにそう言って、私達はやっと美容院をあとにする。
これから行くパーティーは、罠かもしれないけど、先生と一緒ならきっと大丈夫。
そう思いながらも、溢れてくる不安を隠すように、先生と握った手に力を込めた。
先生…。
私、どんな事があっても、もう先生から離れません。
先生の事、信じているから。