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ご主人様=ドSせんせい
第48章 決意☆パーティーとは?
不安を感じながらも、美味しい食事を先生と食べて、楽しい時間を過ごせていた。
そんな和やかな空気をかえたのは、榊原さんの話だった。
それは突然の事だった。
思い思いに皆、食事を楽しんでいると、榊原さんが突然マイクを持ち、会場にいるお客さん全員に、話し始めた。
「皆様、今日は我が家のクリスマスパーティーへ、ようこそ。毎年行っているこのパーティーですが、本日は私の娘琉亜の他に、もう一人主役が来ています。今日は二人の主役を、皆様にしっかりとご覧いただき、楽しんでいただけたらと思っています。」
……?
琉亜さんが主役のパーティー?
琉亜の他にもう一人?
誰の事を言っているの?
混乱する私の横で、先生が私の手をギュッと握り、舌打ちした。
「チッ…!あのクソ親父、やっぱり罠だったか!愛音、俺から離れるなよ!」
「えっ?星夜さん…?」
状況が全く読めていない私とは違い、先生は気付いているようだ。
これから榊原さんが、何をしようとしているのか。
そしてこのパーティーの本当の意図を。
「星夜!俺に二人の関係を認めさせにきたのだろ?だったら、今日ここで、二人の愛が本物なのか、俺に納得させてみろ。ただし、普通にはいかない。お前の女には試練になるだろうがな。」
「親父、汚いぞ!もっと普通のやり方があるだろ!」
「俺には俺のやり方がある!ここへ来た以上は、それを受け入れてもらうぞ、星夜。」
「星夜さん…?」
危機迫る雰囲気に、私はただ先生の名前を呼ぶ事しか出来ずにいた。