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ご主人様=ドSせんせい
第48章 決意☆パーティーとは?
長い廊下を歩いていると、先生が急に歩みを止めた。
不思議に思い先生を見ると、険しい表情の先生がいた。
「愛音、3つ数えたら後ろに全力で走れ!いいな。」
「えっ?」
「いくぞ、1、2…」
先生が小声でそう言い出したけど、何が何だかわからない。
後ろには、さっき私達を捕まえた男の人がいるのに…。
逃げられる環境ではないのに、どうするつもりなの?
先生?
これ以上悩む時間もなくて、私は先生の「3!」の声と共に後ろに走った。
先生はすごい勢いで私の後ろにいた男の人の急所を蹴りあげた。
いきなりの出来事に、よろけた男の人に、私がぶつかったから、その人が床に倒れたのだ。
「今だ!愛音、早く逃げるぞっ!」
何が起こったのか、理解できずに、ただざわつくその場を良い事に、すっかり隙の出来た空気を先生は逃さなかった。
同じようにビックリしている私の手を先生が、強引に掴むと、そのまま猛スピードで走り出した。
先生…。
こんな事をして、大丈夫なの?