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ご主人様=ドSせんせい
第8章 罠☆キスマークの相手

私が帰った音楽室では、榊原先生が翠川先生に怒鳴っていた。



「おい!未来!どういう事だ?何で愛音がここにいた?」

「さぁ?知らないわよ。貴方に会いたくて、勝手に来ただけでしょ?」

「こんなにタイミングよく来るわけないだろ!何なんだよ、お前は!俺に何をしたいんだ?意味わかんねーよ!」

「どうせ、あの子とは遊びでしょ?だったら、別れが早くなっただけで、何の問題もないでしょ?」

「別れるかどうかは、俺が決める事だ。お前に決められる筋合いはない!」

「どっちにしたって、私は貴方を諦めないわよ。これからもね。ま、気が済むまであの小娘ちゃんと、遊べばいいわ。ただし、彼女が貴方を信じて待っていればだけどね。」




そう、私にメモを残したのは翠川先生だった。

私に翠川先生と榊原先生のキスを見せて別れさせようとしていたのだ。

何が目的でこのような事をしたのかは、後になってわかるとして、今の私は翠川先生の策略にまんまとはまり、榊原先生を信じられなくなっていた。
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