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秘めた想い同士
第3章 先輩のお家で…再び…
「みおちゃん。すごい汗ね。暑い?」

「うん」
私は、心地良さからぼーっとしている。

しかし、暑い。
セーラー服の夏服であっても“いった”後だ。

「クーラーでも付けようか」

「お願いします」


ふぅ。少しは落ち着いた。

しかし、スカートってスウスウして、もっと涼しいものだと思っていた。
それは外では?なのかなぁ。

そういえば、学校の教室では女子は「暑~い」とか言って、スカートをバタバタさせてるなぁ。

そういう事なのかな。
私もさりげなくスカートをバタバタさせてみた。

すると、それを見た先輩が
「みおちゃん。そんなに暑いの?下着だけになる?」

「それはちょっと…」

「そうよね。それはないか。」

よく考えてみると、先輩は涼しそうなブルーのショートパンツを履いている。

「あ、そうだ。ちょっと待ってて」
先輩は立上がり、またもやタンスを探り出した。

“今度は何が出てくるのかな?”

「あった!みおちゃん。いいものがあったよぉ」と、うれしそうに先輩の後ろに隠しながら何か持ってきた。

「何だと思う?」

「わかりま…。あ、ショートパンツ?」

「違うわよ。こぉれ。これよ」
と言って、私に見せてくれた。

それは“ブルマ”と“体操着”だった。
今となっては…絶滅してるはずの紺のブルマ…
なぜ…先輩はそんなのを持っているんだろう…


「みおちゃん。これ、着てみて。ブルマは普段、女の子しか履けないでしょ。」

「え?」

「何が“えっ”なの?ブルマ履くのイヤなの?それとも…」

「ううん。ブルマっていかにも女の子っていう感じだから…。何かびっくりというか…」

“しどろもどろ”の私に対して、先輩はセーラー服の上着を脱がし、体操着を着させた。
そして、スカートは付けたまま、ブルマを履かせた。

「見るからに中学生だね」

体操着にセーラーのスカート。

確かにそうだ。

そして、先輩は全身が写る鏡の前に私を立たせた。
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