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秘めた想い同士
第6章 下着
しかし、今のは何だったんだろう。

まぁいいか。

帰ろっと。

そして、校舎から出て校門を出た所で、Mioの下着の状態を思い出した。

やばい。

ナプキン付けたままだ。

どうしよう。

ま、どっか公園のトイレに捨てるっていう手もあるし。


そして、歩いていると目の前に伊藤さんが立っていた。

そして伊藤さんの目の前を通過する時に“どうも”みたいに会釈だけした。


「みお君。ちょっと」

「はい?」

「さっきの事、気にしないでね」

「さっき?あ~。木村さんが言ってたこと?」

「うん」

「ふーん。気にしなくていいんだぁ」

「…」

「うそ。うそ。ごめんね。ちょっと自分も伊藤さんの事、気になっていたから…」

「えっ」
「本当に?」

「うん。本当、本当」

「あ、ありがとう。じゃあ、ばいばい」

「うん。ばいばい」

伊藤さんは急いで帰っていった。
でも、ばいばいを言う顔は普段見たことの無い最高の笑顔だった。
そして、予定どおり途中の公園のトイレでナプキンを捨て帰宅した。


何がしたかったのかよくわからない一日だった。
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