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秘めた想い同士
第2章 学校での出来事
全身の力が抜けている。

先輩は私の髪を撫でている。

「かわいかったよ。みお。みおは、これから私の妹ね。わかった?」

「はい」

先輩は、私の下着とセーラー服を整えて着させてくれた。

なんか、うれしい。

そもそも、先輩とは1ヶ月に1回会うか会わない状態だから、その程度で“女の子”になるのもいいかなって思った。



さて、数日後、普通に学校に行って、普通に授業があった。

「あっ。宿題忘れた」放課後に残ってやりなさいって。
まぁ、そんなに宿題の量があるわけでも無いし。
やりゃいいんでしょ。やりゃ。


放課後、自分と同じく宿題を忘れた子とやってなかった宿題をやっている。

一人また一人と終わらせて先生に見せて帰っていく。

なんでこんなにみんな早いんだ?

と、思いつつ周りを見渡すと自分一人。

そして、自分も宿題を終わせ、職員室に見せに行った。

先生は電話中。長いなぁ。ちぇ。それも気付いても無いし。

あ、隣りの部屋に行っちゃった。

早く戻って来いよ。と思っていた。
時間は最終下校時間に近付いている。

やっと出てきた。
“何がごめん。ごめん”だ。

先生に宿題を見せ、誰もいない廊下をそしてまだ明るい教室に戻った。さすが5月だね。

と、その時。
教室の後ろに目がいった。
セカンドバックなどが掛けてある所だ。

思わず、そちらに向かっていた。
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