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続・捨て犬
第9章 や、やわらけぇ〜、つか、あったけぇ〜
帰り道は
渋滞していた
「エミ・・俺
ちょっと眠くなってきた
なんか・・・
ガムとか飴とか
もってない?」
エミは
バックから
ごそごそと
何かを取り出し始めた
「何色がいい?」
どうやら
俺のお返しのアメを
いくつか
持って来たらしい
「う~~~~ん・・・
ここはやっぱり
レモンだな」
「はい」
エミは
うれしそうに
アメを包みから
取り出し
俺の口元まで
運んでくれた
「あ~~~」
って、俺が
大きく口を開けたら
黄色のアメを
口の中に
入れてくれる
「お~~すっぺ~」
「(笑)」
「エミは?
舐めないのか?」
「うん・・いい」
「あ、エミ
眠くなったら
寝ていいからな?
昨日、あんまり
寝てないから眠いだろ?」
「ん・・・でも寝ない」
「いいから
気にしないで寝ろよ?」
「もったいない」
「なにが?」
「ドライブ」
そうか。
悪くねぇ。