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続・捨て犬
第17章 最終章①・・・協会
「カズマ…」


俺の腕の中で
不安そうな顔のエミが
俺を呼んだ


「そろそろ…帰ろうか…」


「うん」


俺は
指輪をはめた
エミの左手を握って
その指輪の感触を確かめると
さっきまで不安そうだったエミが
俺を見上げて
ニッコリと笑った


「カズマ、指輪ありがと」


気、使ってんのかな…

さっきまで
あんなに
不安そうだったのに
笑ったりして


「なんも…」


まだ
何ひとつ
解決してやれない俺が


情けなかった


「カズマ」


「ん?」


「お酒飲めるよ」


「あ、あぁそうだな
もう酒飲んでもいいんだよな
とっくに飲ませてたけど(笑)」


「飲む?」


「え?俺?」


「私」


「あ、そーだな
乾杯しねーとな!!」


「うん」


「珍しいな、酒
飲みたいのか?」


「………?」


「ん?」


あぁ、そうか



こう思ってんだろ?



お酒飲むと

カズマが
喜ぶから

って。
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