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続・捨て犬
第18章 最終章②・・・カフェ

「ちょっと静かにしなさい」
おばさん
軽く萩原を叱りつけると
萩原は大袈裟に
大きなため息をついた。
「カズマくん
おばさん、よくわからないんだけど…」
そう言っておばさんは
萩原の
『籍を入れたら親に見つかってしまう』
とか
『妊娠したらどうするのか』
という言葉の意味を
詳しく説明するよう
俺に求めた。
説明をはじめると
おじさんとおばさんは
俺の話に聞き入り
萩原は
少し不貞腐れたように
ただ黙ったまま
俺の話を聞いていた。
「・・という訳で
エミの居場所が分かったら
エミの父親は
アパートに連れ戻しに来るかもしれないし
もしかしたらココにも・・・
それでもしココで大暴れでもしたら
おじさんやおばさんだけじゃない
お客さんにまで
迷惑をかけることになるかもしれないんです
だから
エミもずっとそれを心配していて
籍を入れることを
迷ってたんです
もちろん
父親に会うことさえ
恐れてますから
見つかりたく
ないんです…絶対に」
「・・そう・・」
おばさんは
言葉を詰まらせ
そしてうつむき
じっと何かを考えているようだった
そして
しばらく沈黙が続いたあと
突然
「カズマくん!」
おばさんは
大きな声で俺の名前を呼んだ
おばさん
軽く萩原を叱りつけると
萩原は大袈裟に
大きなため息をついた。
「カズマくん
おばさん、よくわからないんだけど…」
そう言っておばさんは
萩原の
『籍を入れたら親に見つかってしまう』
とか
『妊娠したらどうするのか』
という言葉の意味を
詳しく説明するよう
俺に求めた。
説明をはじめると
おじさんとおばさんは
俺の話に聞き入り
萩原は
少し不貞腐れたように
ただ黙ったまま
俺の話を聞いていた。
「・・という訳で
エミの居場所が分かったら
エミの父親は
アパートに連れ戻しに来るかもしれないし
もしかしたらココにも・・・
それでもしココで大暴れでもしたら
おじさんやおばさんだけじゃない
お客さんにまで
迷惑をかけることになるかもしれないんです
だから
エミもずっとそれを心配していて
籍を入れることを
迷ってたんです
もちろん
父親に会うことさえ
恐れてますから
見つかりたく
ないんです…絶対に」
「・・そう・・」
おばさんは
言葉を詰まらせ
そしてうつむき
じっと何かを考えているようだった
そして
しばらく沈黙が続いたあと
突然
「カズマくん!」
おばさんは
大きな声で俺の名前を呼んだ

