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続・捨て犬
第18章 最終章②・・・カフェ

「は、はい」


「エミちゃんは?
エミちゃんはどうしてるの?
お家?
一人で待ってるんじゃないの?」


「あ、はい・・エミは家で待って・・」


「ダメじゃないの!
一人にしちゃだめよ
可哀想じゃないの
心配してるわ、きっと不安がってるわ
カズマくんが今この話をしてること
エミちゃんは知ってるんでしょ?」


「あ、はい」


「やだ、どうしよう
エミちゃん・・」

おばさんは
そう言いながら席を立ち
付けていたエプロンの紐をほどきながら
歩き出した

「かぁちゃん、どうしたんだよ」

「行かなきゃ
すぐに行ってあげなきゃ」

「おい、ちょっと待てよ!」

エミがよほど心配なのか
おばさんは萩原の声を無視して
カフェのドアへと向かった

「待てって!」

追いかけていきそうな萩原を制して
急いで俺が
おばさんの後を追いかけると
萩原を説得する
おじさんの落ち着いた声が聞こえた

「ほっとけ
母さんのやりたいようにさせてやらんか。
お前が考えてるよりもずっと
あいつは今まで
エミちゃんのことを
心配してきたんだから」


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