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続・捨て犬
第1章 エミを食うから
店について
個室に入った

「エミ、こっちじゃないよ
エミは、そっち」


「え・・でも・・
カズマの隣が・・」


「あとでな?
最初から隣に座ってたら
お店の人に
恥ずかしいだろ?」


「そ、そうなの?」


「そうなの」


「うん・・・分かった」


隣に座らせたかったけど
ゆっくり
エミの様子が見たくて
わざと
正面に座らせたんだ

適当な理由をつけても
エミは
そんなもんだと
信じちゃうから
ちょうどいい

ごめんなぁ、エミ

でもさ
隣に座ってたら
途中からでも
結構恥ずかしいんだぜ?
ホントはな。

俺は 気にしねぇけど。


「エミ、チュウしよ?」

「誰か・・来ちゃう」

「このボタン押さないと
来ないんだよ
今しないと
注文したら人、来ちゃうから」

「そうなの?」

「うん」

俺が膝立ちで
テーブルに手を置き
エミに顔を寄せると
エミも同じようにして
俺に顔を寄せてきた

…ちゅっ。

軽いキスが終わると
すぐに離れようとする
エミの首に手をまわして
頭を引きよせ

俺は
もう一度
長く深いキスをした


「っ・・・ん・・
・・・んっ・・・」

めっちゃ
気持ちいい


も、どんだけ
エミが好きなんだよ

俺。
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