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続・捨て犬
第5章 ひでぇよなぁ・・・俺

「エミ・・・

・・・どした?」


俺は
とにかく優しく
ゆっくりと
エミの背中をさすってやった


「い・・・いたの・・」


「誰が?」




「いた・・かも・・」




「だから、誰が?

もしかして・・」




「・・・・・」




「お父さん・・か?」



途端に
エミの震えがひどくなり
歯がガタガタと
音をたてた



「マジか・・」



「にっ・・似てっる

・・人かも」



「そいつ、エミのこと
気づいてたか?」



エミは

何度も何度も

首を振った




結局

エミが見た人が

誰だったのかは

わからないけど



でも



似ている



ってだけで

こんなにも

動揺するエミに



俺は驚いていた





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