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続・捨て犬
第5章 ひでぇよなぁ・・・俺


エミは
俺にしっかりと
抱きついたまま

震えていたんだ




なんか

ヤバい



エミの様子を見て
咄嗟にそう思った俺は

エミの肩を抱き
急ぎ足で
店の出口へと向かった


なんだか

ここに居ちゃ
いけない気がしたんだ



早く

早くどこかに行かなきゃ


店を出て
ひとつ裏通りに入り
俺は歩いた

気が動転してて
どのくらい歩いたのか
分かんねー


ふと我に返ると
息の上がってるエミに
気付いて

俺は

人影のない
貸しビルの階段に
エミをゆっくりと座らせた



「大丈夫か?…エミ」



「………」


エミは

膝を抱えたまま
小さくなって
うつむき

まだ
身体を震わせていた



コートを脱いで
エミにかけ

その上から
また
エミの肩を抱いた


寒いから
震えているわけじゃない


そんなこと
分かってるけど



ほかに
どうしたらいいのか


俺には
わからなかったんだ






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