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続・捨て犬
第6章 ごめんな…エミ

そのまま
抱き合った俺たちは


風呂も入らず

食事の片づけもせず

布団の中で
全裸のまま
ぼんやりとしていた



いつも
受け身なエミが


今日は
何度も俺を求めて


何度も
俺にすがりつき


何度も
舌を入れた




今も

身体を
ピタリとくっつけて

時々
キスをせがむ



求められることが
うれしくて
もちろん俺は
エミの要求に全て応えた


もっと求めてほしいと
心の底で思いながら



「エミ?」


「ん?」


「片付け・・
しなくても平気なのか?」


「・・平気じゃない・・」


「なんで片づけないんだ?」






「はなれたくない・・」






「もう・・・

バイトなんて
辞めたっていいんだ

どこにも
出掛けなくたっていい


俺が
全部してやるから



エミは

ココに

俺のそばにいて



俺を
愛してくれたら

それでいいから・・・」






それからエミは




部屋から

一歩も外に出ない生活を

送るようになった


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