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【SS企画】みんななかよし
第3章 結果発表
ユウナ「陽菜ちゃんがシズちゃんの介抱をしているので、ここはあたしが。2位のサエキハルさんにいんたびゅーしてみます。ハルさん、おめでとうございます」
ハル「ああ」
ユウナ「ユウキさんと接戦でしたが、心境はどうでしたか?」
ハル「どうでもいい」
ユウナ「そうでしたか、確かに穏やかではないですよね。それでも『目が覚めたら。』の意地を見せてくれました。弟さんと離れてどうでしたか?」
ハル「嬉しいなんて俺が言うと思うか、あ゛?」
ユウナ「うんうん、胸が潰れんばかりに心配なさいましたか。床上浸水通り越して、もうじゃぶじゃぶ泳げる状態ですからね。どれだけの水を溜めていたんでしょう」
ハル「うちのナツが、漏らしたように言うな!」
ユウナ「ははは。それはさすがです。で、次ですけれど」
陽菜「ユウナちゃん強い。なんであんな不機嫌そうに佐伯先生と渡り合えるのかしら。まるで会話かみ合ってないけど、"棒読みで"進めるスキル凄いわ」
サク「卑猥魔王(兄)に怯まないのは、さすがは俺の姫様だ。何度惚れかな」
イタ公「さすがは我の姫だ!」
サク「俺のだ!」
イタ公「我のだ!」
陽菜「異世界コンビは、ユウナちゃんにべた惚れね」
ハル「……その棒読み、手にあるマニュアル通り読んでるだろ」
ユウナ「ええ。それがなにか? これを読めと言われたのよ。読んじゃ駄目だったのかしら」
ハル「いいけどよ、お前知らねぇだろうから言ってやる」
ユウナ「え?」
ハル「俺、夜勤明けなんだよ」
ユウナ「まあ!(ヤキンアケってなにかしら?)」
ハル「眠いんだよ! 36歳お前までこき使うか、GORAAAA!!」
ユウナ「ふふふ。サクもイタ公ちゃんも眠いなんて言ったことなかったから不思議ね。ハルさんより若かったからかしら」
ハル「俺様は、何百年生きてるかわからんこの卑猥な生き物より、遙かに年下だ!! ジジイなのは、そこに居る卑猥な生き物だ!! 36歳お前も虐めて嬉しいか!?」
イタ公「んん?」
ユウナ「んん?」
陽菜「あわわ、佐伯先生が泣いちゃった。天然最強! 異世界無敵!」