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花籠屋敷
第2章 身体試し
「嫌っ、んううぅっっ!」
ビクン!ビクン!と身体を跳ねさせ絶頂に達した桔梗。
甘く強い快感が身体を這い回る。時宗の指が前立線を刺激する度に操り人形のように身体をくねらせた。
「はぁっ!はぁっ!あっ!あんっ!くぅっ!」
絶頂に達した身体を更に責められ。涙を零す。
肉棒は一際反り立ち銀糸を垂らして床に乳白の溜まりを作っていた。
徐ろに時宗の手が肉棒を掴む。
「んくっ!!はぁっ!あっ、あっ…気持ち良い…もう…だめ…身体中…変……」
肉棒を掴まれただけで、前も達してしまった。蕩けた表情で白濁を放ちながら膝を崩す。
全身を上気させ荒い呼吸で初めての絶頂の余韻に浸る桔梗。
時宗は指を菊座から抜くと桔梗の鎖を外した。
「其れだけ仕上がれば良いだろう。後はお客様に仕込んで貰うんだ桔梗…さあこれを着て休みなさい」
鎖を外されるとその場に桔梗は崩れ落ちた。
初めて受ける甘い快感の余韻に力が上手く入らない。
手渡されたガウンを羽織るも床にぺったりと座ったまま、動けなかった。

時宗が不意に抱き上げる。
桔梗は何も言わず時宗の首に手を回して甘えるように抱き抱えられる形になった。
そのまま部屋に連れられ寝台に寝かされる桔梗。
天井をぼーっと眺め初めて教えられた絶頂感を思い出す。
「身体中変だ……熱いし…フワフワする……」
これから、本当に娼婦として相手をする事になる事を考えると急に自分が頼りなかった。
何度も今日みたいに、身体を遊ばれるんだろうか?
「頭がおかしくなりそう…」
知らない男に女のように弄ばれる事を想像すると不安で桔梗は布団に丸くなる。
そのまま気付かぬうちに眠りに落ちた。
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