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Cross roads
第3章 Cross road 3
俺が思った以上に、萩原くんの心の闇は深い…コレは、作戦会議が必要。
夜、沙織ちゃんをスタバに呼び出し、話し合った。一緒に、田嶋さんにも来てもらう。
そこで、掻い摘んで、彼の家庭の事情を話した。
小学生の頃、ご両親が離婚して、その前から一人で過ごす時間が長く、お母さんの愛情を感じずに居たこと。自分の言いたい事を押し込めて、聞き分けのいいコを演じて過ごしたこと。恐らくそれがネックになって、女性と正面から向き合えず、長続きしないこと。
田嶋さんは大きく目を見開き、今にも涙を零しそうな潤んだ瞳になってきたけど、泣くことはなく。
「彼の事情はわかりました。でも、この話はオフレコで、私は聞いてない体の方が、いいんですよね?」
「その方が、いいだろうね…」
「わかりました。教えてくださって、ありがとうございます。私でお役に立てるかわかりませんけど、精一杯、お話を伺いたいと思います。」
この受け応えで、田嶋さんが、しっかりした子だと、思えた。
さすが、沙織ちゃんのセレクトしたコだけある。
夜、沙織ちゃんをスタバに呼び出し、話し合った。一緒に、田嶋さんにも来てもらう。
そこで、掻い摘んで、彼の家庭の事情を話した。
小学生の頃、ご両親が離婚して、その前から一人で過ごす時間が長く、お母さんの愛情を感じずに居たこと。自分の言いたい事を押し込めて、聞き分けのいいコを演じて過ごしたこと。恐らくそれがネックになって、女性と正面から向き合えず、長続きしないこと。
田嶋さんは大きく目を見開き、今にも涙を零しそうな潤んだ瞳になってきたけど、泣くことはなく。
「彼の事情はわかりました。でも、この話はオフレコで、私は聞いてない体の方が、いいんですよね?」
「その方が、いいだろうね…」
「わかりました。教えてくださって、ありがとうございます。私でお役に立てるかわかりませんけど、精一杯、お話を伺いたいと思います。」
この受け応えで、田嶋さんが、しっかりした子だと、思えた。
さすが、沙織ちゃんのセレクトしたコだけある。