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Cross roads
第3章 Cross road 3
その週末、ダブルデートという設定で、4人で待ち合わせた。
俺と沙織ちゃんは仕掛人だから、要所要所で席を外し、2人の時間を作っていくつもり。
デートの締め括りはベタだけど、モザイクの観覧車。
萩原くんは終始張り付いたような営業スマイルでにこやかに振られた会話に返している。傍目には盛り上がってるように見えるけど…
コレは、警戒してるんだろうなぁ…会社と全然違うもん。
さて、どうしたもんかなぁ…
トイレに行くふりをして沙織ちゃんを誘い、状況説明。
でも最終的には田嶋さんに託すしかない、という話になった。
席に戻ると、2人が楽しげに話している。
田嶋さんは本を拡げて、萩原くんに話しかけていた。
「あ、結城さん、武井さん。お二人にも聞きたいんです。お好きな色ってどれですか?」
田嶋さんが指さす本はカラーサンプルカタログみたいなものだった。
俺と沙織ちゃんは仕掛人だから、要所要所で席を外し、2人の時間を作っていくつもり。
デートの締め括りはベタだけど、モザイクの観覧車。
萩原くんは終始張り付いたような営業スマイルでにこやかに振られた会話に返している。傍目には盛り上がってるように見えるけど…
コレは、警戒してるんだろうなぁ…会社と全然違うもん。
さて、どうしたもんかなぁ…
トイレに行くふりをして沙織ちゃんを誘い、状況説明。
でも最終的には田嶋さんに託すしかない、という話になった。
席に戻ると、2人が楽しげに話している。
田嶋さんは本を拡げて、萩原くんに話しかけていた。
「あ、結城さん、武井さん。お二人にも聞きたいんです。お好きな色ってどれですか?」
田嶋さんが指さす本はカラーサンプルカタログみたいなものだった。