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Cross roads
第5章 Cross road 5
「きっとお母さんも、たくさん後悔したと思うの。でも、今まで連絡してこなかったのは、申し訳なくて出来なかったんじゃないかしら。一生貴方たちには関わらない、それが、自分の犯した誤ちの償い。だけど、それで割り切れない何があった。だから、思い切って連絡してきたんじゃない?じゃなきゃ、十何年も音沙汰ナシってことはないと思う。」
「………」
「もちろん、コレは私の想像。会ったことないけど、隆行くんが真面目で素直だから、きっと、隆行くんを育てたお父さんも真っ直ぐな人だろうな、って私は思ってる。だから、そんな人が選ぶ女性なら、こうであって欲しい、っていう、私の希望もある。私は隆行くんのお母さんの人となりを知らない。もしかしたら本当に奔放な人だったのかもしれない。実際に会ったらガッカリする感じの人なのかもしれない。だけど、大人になった自分の目で、それを見極めてみたら?」
何と応えたらいいかわからないまま、俺は再び親父に電話を掛ける。
「もしもし、親父…ちょっとの時間でいいなら…1度会ってみるよ…」
それだけ言って、終話した…
「………」
「もちろん、コレは私の想像。会ったことないけど、隆行くんが真面目で素直だから、きっと、隆行くんを育てたお父さんも真っ直ぐな人だろうな、って私は思ってる。だから、そんな人が選ぶ女性なら、こうであって欲しい、っていう、私の希望もある。私は隆行くんのお母さんの人となりを知らない。もしかしたら本当に奔放な人だったのかもしれない。実際に会ったらガッカリする感じの人なのかもしれない。だけど、大人になった自分の目で、それを見極めてみたら?」
何と応えたらいいかわからないまま、俺は再び親父に電話を掛ける。
「もしもし、親父…ちょっとの時間でいいなら…1度会ってみるよ…」
それだけ言って、終話した…