この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Cross roads
第6章 Cross road 6
「義、隆、さん…?」

「桜子…久しぶり。」

「…た、かゆ、き…?」

大きく目を見開き、口に手を当てて、今にも泣き出しそうなそのヒトは…確かに俺の母さんだった…

「大人に…なったのね…当たり前なのに…嫌だ、私ったら…」

バッグからハンカチを出して目を抑える。

「桜子、目立つから止めてくれ。早く入ろう。」

冷静に呟き、親父が店に入っていく。

飯の内容なんてどうでもよかったから、全員日替わりランチにした。

「…もう一度、会って話せるなんて思わなかった…ごめんなさいなんて言葉で、償えるとは思ってない。許してなんて言えない。だけど、来てくれて、ありがとう…」

母さんは、深々と頭を下げた。

「桜子のご主人は、今日はどうしてるんだ。用件を済ませてさっさと帰った方がいいんだろう?」

「心配しなくても、長時間拘束なんかしないわ。この機会をいただけただけで充分感謝してます。義隆さんも、再婚したの?」

「君には関係ないだろう。心配しなくてもパートナーはいるよ」

「相変わらずね…貴方のそういうドライな物言いが苦手だわ…」

母さんは寂しそうに吐き捨てた。

「…ずっと、聞きたかったんだけど。母さんは、なんで浮気したの。父さんの何がダメだったの?」

2人が揃って目を見開き、一斉に俺を見た。

/74ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ