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溺愛 ~命令に従いなさい~
第6章 ■調教
土曜日が来た

11時少し前に雄二の運転する車が駅に着いた。
美和が立っているのがすぐに判った。

美和も雄二のことがすぐに判ったようだ
車が停車すると美和が早足に近づいてくる。
美和は車のドアを開けて

美和- 「お疲れ様です」
    「乗ってもいいですか?」

雄二- 「どうぞどうぞ」

そう言われて、躊躇うこともなく美和は車に乗り込んだ

雄二- 「朝は食べた?」

美和- 「いいえ」「喉を通らなかったです」

雄二- 「食事をしよう」
    「俺も食べていないんだ」

美和- 「はい」

雄二- 「なんでもいいよね」
    「肉も大丈夫だったよね」
    「ステーキを食べに行こう」
    「体力つけなきゃ」

美和- 「はい」「お肉大好きです」

雄二- 「尼崎までドライブを兼ねていくけど大丈夫だよね」

美和- 「問題ありません」

車の中でもう一度、雄二は確認するように美和に話をした。
美和の顔を見ながらではなかったが、本当に自分と付き合いたい気持ちに
変わりはないのか。
自分の性癖を理解しているのか。

美和の心は決まっていたので、雄二が何を話しても答えは「YES」だった。

雄二と美和は車の運転中に正式に付き合うことを確認した。

レストランについた、たわいもない話を交え、食事の時間がゆっくり過ぎようとしている
デザートとコーヒーを食べている時に

雄二- 「安藤君」「これから、君を試してみていいか」

美和は自分がSM調教されることをすでに解っていた。
それも含めて今日の雄二と会うことを理解していた。

美和- 「はい」「よろしくお願いします」
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