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桃色フラストレーション
第18章 タイミング
帰宅すると見覚えのないLINEグループにいくつかメッセージが入っていた。なんだっけこのグループ……?といろいろ見ているうちに、遥香と亮太の家に行った日に作られたLINEグループだったことを思い出した。

亮太「今週末空いてる?また飲もう!」
純「空いてます」
遥香「おいでー!千代も来れるよね?」
亮太「アキヒロも呼んどく!けど彼女とデートかな~」
純「たぶん」
さっき遥香から純くんの話を聞いたばかりのところで、これ……。どうしようかなぁと迷いつつ、返した。
「お誘いありがとう。空いてるよ」

休んでいた間に溜っていた仕事をこなすことに精一杯で、あっという間に週末がやってきた。純くんと私は、口裏合わせをしたわけでもないのに、何もなかったかのように装う。前回同様、亮太と遥香の明るい空気に包まれ、談笑しながらお酒が進む。
「で、純、どうなの?あれから」
「あれからって……ふられてからのことですか」
純くんの恋バナに話が振られ、ビクッとした。
「うん、その後なんかあった?」
「なんか……、ないですねぇ。ひとり寂しくやってますよ」
「そうかそうか、まぁ飲めって」
亮太がビールを注ぎ、遥香が切り出す。

「でもさー、純くんの話こないだ聞いたけど、あなたとじゃイケないからってテクニシャンの友達に彼女寝取られて、その後は好きな人にセフレ扱いされて、今度の彼女には変態扱いされて……って、なんでこう上手くいかないもんかなー?って思っちゃうよね?」
何も知らない遥香の言葉がグサグサくる。
「うん……。タイミング……?あの時友達に寝取られた彼女と今シたら悦んでくれたりするのかもしれないですね」
「あー、うん、かもしれねーな。連絡してみたら?」
「嫌ですよそんな……友達とヤッた女なんて」
「まぁなー、だよなー。それこそセフレにして見返してやるぐらいしてもいいと思うけどな」
何も知らない亮太の言葉もグサグサくる。
「セフレねぇ……」
チラッとこちらを伺う様子の純くんに緊張させられ、グラスを飲み干す。
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