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桃色フラストレーション
第27章 妄想と現実
夜、子ども達が寝静まってから、光が帰ってきた。
「ただいま~」
「おかえり!今日ね、遥香の家でね……」
矢継ぎ早に報告する私を面倒臭がることもなく、光は笑って話を聞いてくれる。
「ん、よかったな。日本に帰ってきて。オレもやっぱ仕事こっちの方が落ち着くわ。あっ、そういやもう千代の席できてたぞ」
「えっ……そうなんだ。なんか緊張するなぁ、久々の社会復帰……」
「オレはめっちゃ楽しみだけどね。ようやくオフィスで千代とエッチできるかも、って……」
真面目な話をしていたと思ったら、いきなりの変態発言。その様子を想像するだけで、全身が火照る。
「だっ、ダメだよそんなの……人に見られたらどうするの」
「だいじょーぶだって。支社長室に鍵かければイケる」
「そ、そんなの……」
「AVみたいで興奮するだろ……?タイトスカート剥いでストッキング破ったりしてみたいな……。パンツも穿いたまま、こう、横にずらして……グチョグチョのとこが丸見えになってるぞとか言いながら……指を根元まで捩じ込むんだ……。手マンしまくってからフェラさせて、デスクに座らせて股広げてクンニしてそれから……」
そう言いながら後ろから抱き締める彼が押し付けてきている股間は、もう硬い……。
「ねぇもうエッチ!そんなの無理でしょ、声だって出ちゃうしっ……」
「声、我慢してヤるのは……、家で慣れただろ?」
後ろから回した手で部屋着の上から胸を揉み、乳首を摘ままれて……、子ども部屋に聞こえないように、声を押し殺す。
「はぁ……、そそるんだよ……そうやって声ガマンしてる千代がさ……」

「ねぇっ……、ここじゃ……なくて、あっちで……」
リビングから光の書斎に移る。それでも声は出せないのだけど、まだ子ども部屋から距離を離せる。光はカチャカチャとベルトをはずし、あっという間に下半身の衣服を脱ぎ捨てた。
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