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桃色フラストレーション
第27章 妄想と現実
「あ、ねぇ見てこのバンド最近お気に入りなんだ~」
「えっ……?」
遥香に言われてテレビを見ると、そこに映っていたのは……。
「いろいろ浦島だろうね~千代は日本のテレビとかも見れてなかったんでしょ?」
「ああ……うん、そうだね」
「ちょっと前から人気あるんだよこの『桃色の嵐』ってバンド」
テレビの中で……、高崎くんがギターを弾いていた。しかも、バンド名……!
「……いい曲だね」
「でしょ~~?新曲もCD出たら買うわ~亮太も気に入ってるんだぁ」
ちゃんとまたバンドやれて、売れてるんだ……。よかったね高崎くん……。心から微笑ましく思った。
「遥香のとこは、相変わらず仲良いんだね」
「うんバッチリ!って、千代だってそうなんでしょ~?もうさぁ一時はどうなることかと思ったけど、ほーんと良かったよねぇ丸くおさまって!」
「ねー。もうダメだ~って思ってた時期の自分に、大丈夫だよって言ってあげたい気分だよ」
「そう言えばさ、純くん覚えてる?」
「あ、あぁ、うん」
高崎くんに続いて、純くん……?遥香の家に来るといろんなことがあってドキッとさせられる。
「保育園がね、一緒なの!純くんとこは女の子」
「へぇ~!すごいね、偶然だね」
「うん。純くんもさぁ、いろいろうまくいかないって落ちてた時期あったじゃな~い?だから結婚した時はほんと良かったな~って思った!……それでさ、私、聞いちゃったんだ」
「な、何を……?」
「もう~~とぼけないでよ~~!!純くんの好きな人って千代だったんだってねー!もう聞いた時亮太とふたりでびっくりしちゃった!!」
う、うわぁぁ……、バレてる……。
「でも仕方ないなって思った。あの時はあの時だよ。私だって亮太と会う前はそりゃいろいろあったんだから~~エッチの相性ほんとだいじ!エッチがだいじなら遠距離は難しい!特に結婚となるともう、ほんっとだいじ~~!!」
遥香のこういうところにすごく救われる。日本に帰ってきたんだなぁ、と実感した。
「ほんと……、そうだよね」
たくさん話して、たくさん笑って。こういう友達との出会いも、本当にありがたい。
「えっ……?」
遥香に言われてテレビを見ると、そこに映っていたのは……。
「いろいろ浦島だろうね~千代は日本のテレビとかも見れてなかったんでしょ?」
「ああ……うん、そうだね」
「ちょっと前から人気あるんだよこの『桃色の嵐』ってバンド」
テレビの中で……、高崎くんがギターを弾いていた。しかも、バンド名……!
「……いい曲だね」
「でしょ~~?新曲もCD出たら買うわ~亮太も気に入ってるんだぁ」
ちゃんとまたバンドやれて、売れてるんだ……。よかったね高崎くん……。心から微笑ましく思った。
「遥香のとこは、相変わらず仲良いんだね」
「うんバッチリ!って、千代だってそうなんでしょ~?もうさぁ一時はどうなることかと思ったけど、ほーんと良かったよねぇ丸くおさまって!」
「ねー。もうダメだ~って思ってた時期の自分に、大丈夫だよって言ってあげたい気分だよ」
「そう言えばさ、純くん覚えてる?」
「あ、あぁ、うん」
高崎くんに続いて、純くん……?遥香の家に来るといろんなことがあってドキッとさせられる。
「保育園がね、一緒なの!純くんとこは女の子」
「へぇ~!すごいね、偶然だね」
「うん。純くんもさぁ、いろいろうまくいかないって落ちてた時期あったじゃな~い?だから結婚した時はほんと良かったな~って思った!……それでさ、私、聞いちゃったんだ」
「な、何を……?」
「もう~~とぼけないでよ~~!!純くんの好きな人って千代だったんだってねー!もう聞いた時亮太とふたりでびっくりしちゃった!!」
う、うわぁぁ……、バレてる……。
「でも仕方ないなって思った。あの時はあの時だよ。私だって亮太と会う前はそりゃいろいろあったんだから~~エッチの相性ほんとだいじ!エッチがだいじなら遠距離は難しい!特に結婚となるともう、ほんっとだいじ~~!!」
遥香のこういうところにすごく救われる。日本に帰ってきたんだなぁ、と実感した。
「ほんと……、そうだよね」
たくさん話して、たくさん笑って。こういう友達との出会いも、本当にありがたい。