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桃色フラストレーション
第9章 週末、私の部屋で
たった三日、されど三日。この時期の私達にとっては長い禁欲期間となった。ようやく訪れた週末、そして初めて私の部屋に訪れた彼。バイブとローターを使ったプレイを愉しむ為にやってきたにも関わらず、涼しい顔をして、ほんの少しよそよそしく部屋に上がった。
「お邪魔しまーす……へぇ、思ってたより広いんだな」
「うん、駅から少し遠いけど、広さでここに決めたの」
「えぇと、さて……、何処に腰掛けたらいいかな?」
椅子はパソコンデスクのところにひとつしかない。ソファもない。他にあるのはベッドだけ。いきなりベッドに……?とふと考えるだけで、身体が熱くなる。
「ど、どうしたらいいかな」
「じゃあ、オレはこの椅子に座らせてもらうから、千代はベッドに」
「え……?」
「まずはベッドでバイブとローター使って自分でしてるとこ見せてよ。オレはここからじっくり眺めさせてもらうからさ」
「えぇっ……!?」
さっきまでの涼しい顔がいきなり豹変して、卑猥な顔つきになっている。
「だってオレ使ったことないし。千代は慣れてるんだろ?いつもみたいにして見せてよ。オナニー見せてくれるって約束してたよな?」
「そ、そんなこと言ったって…い、いきなりは……エンジンかからないよ……」
てっきり三日間の禁欲を解き放つように貪り合う前戯を経てからする展開を想定していたので、いきなり自家発電ショーをするなんてどうしたらいいのかわからない。

「エンジンねぇ……。そうだな、じゃあ30秒目を閉じて。はいっスタート!」
パン、と手を叩く光。言われるがままに目を閉じる私。
「今から30秒、オレにして欲しいエッチなことを黙って思い浮かべて」
暗闇の中に響く甘い声にドキドキさせられながら、あれこれ思い浮かべるだけで身体の芯が熱くなってくる。
「……はい、もう30秒おしまい。目を開けて」
たったの30秒なのに、今思い浮かべていた彼が服を着てそこにいることが恥ずかしくてたまらなくなる。
「何を思い浮かべた?どんな行為?」
「えっ、それ……言うの!?」
「うん。聞きたいから教えて」
ニヤリと意地悪な顔をしてそう言う彼のドSっぷりにクラクラしそうになりながら、小声で答える。

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