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桃色フラストレーション
第12章 不純と純情
みんな何もなかったかのように4人で迎えた朝。亮太が買ってきてくれた全員分の朝マックを食べ、テレビを見ながら談笑した。
「なんか千代誘ってよかったー、楽しかったね」
「そうだ、千代さんLINE交換してくださいよ。みんなのグループ作ったらいいんじゃないッスかね。で、また集まろうぜ、なぁ純?」
「あ、はい……。いいですね」
もし遥香と亮太がこの部屋で昨夜私達がしていたことを知ったら、どうなるのだろう。遥香のことだからきっと喜びそうだけど、それは例えば恋人同士になるとかのことであって……、あんな、私が純くんを襲ったみたいな事実を知ったら……。
「じゃあ、そろそろ」
「うん、ほんとまた来てねー!ありがと」
「こちらこそ。じゃあね~」
純くんと私は2人で家を出た。眩しい陽射しにどことなくやましさを感じる。
「……千代さん、家どこでしたっけ。……あぁじゃあ電車反対方向ですね」
改めて2人になって、話しづらい空気が訪れ、黙って駅まで歩く。あまり人けのない小さな駅に着き、改札をくぐって反対方向のホームに行くところでお別れだ。これから家に帰って……、私は何をすればいいんだろう。あの部屋で一人になったらまたアヤノさんからの電話のことで頭いっぱいになってどんよりするだけなんじゃ……。でもそれが私の人生なんだから仕方がない。沈黙を破って私が、じゃあまた、と言うと、彼はいきなり私を抱き寄せた。
「……っ、純くんっ……!?」
「千代さん……。責任とってください……」
「せ、責任って……何が……」
戸惑う私の耳元で、彼が耳打ちする。
「俺、フェラしてもらったの初めてだったんですよ……めちゃめちゃ良くて……おかしくなりそうなんで……責任とってください」
「えっ……ど、どうやって……」
言いたいことはわかったけど、何をどうすればいいのやら。
「今から俺の家に来てもう一回してください」
グィッと腰を押し当てながら少し甘えるような口調でそう囁かれ、誘惑に抵抗する余地はなかった。
「なんか千代誘ってよかったー、楽しかったね」
「そうだ、千代さんLINE交換してくださいよ。みんなのグループ作ったらいいんじゃないッスかね。で、また集まろうぜ、なぁ純?」
「あ、はい……。いいですね」
もし遥香と亮太がこの部屋で昨夜私達がしていたことを知ったら、どうなるのだろう。遥香のことだからきっと喜びそうだけど、それは例えば恋人同士になるとかのことであって……、あんな、私が純くんを襲ったみたいな事実を知ったら……。
「じゃあ、そろそろ」
「うん、ほんとまた来てねー!ありがと」
「こちらこそ。じゃあね~」
純くんと私は2人で家を出た。眩しい陽射しにどことなくやましさを感じる。
「……千代さん、家どこでしたっけ。……あぁじゃあ電車反対方向ですね」
改めて2人になって、話しづらい空気が訪れ、黙って駅まで歩く。あまり人けのない小さな駅に着き、改札をくぐって反対方向のホームに行くところでお別れだ。これから家に帰って……、私は何をすればいいんだろう。あの部屋で一人になったらまたアヤノさんからの電話のことで頭いっぱいになってどんよりするだけなんじゃ……。でもそれが私の人生なんだから仕方がない。沈黙を破って私が、じゃあまた、と言うと、彼はいきなり私を抱き寄せた。
「……っ、純くんっ……!?」
「千代さん……。責任とってください……」
「せ、責任って……何が……」
戸惑う私の耳元で、彼が耳打ちする。
「俺、フェラしてもらったの初めてだったんですよ……めちゃめちゃ良くて……おかしくなりそうなんで……責任とってください」
「えっ……ど、どうやって……」
言いたいことはわかったけど、何をどうすればいいのやら。
「今から俺の家に来てもう一回してください」
グィッと腰を押し当てながら少し甘えるような口調でそう囁かれ、誘惑に抵抗する余地はなかった。