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〇〇を教えて。。
第4章 色々あってムズカシイみたい☆☆
熱いシャワーを浴びて身体を磨いた。
『………は〜〜〜。
ビール……はダメだな』
髪を乾かして身体を拭く。
顔と全身に化粧水を叩き込んだ。
建設会社の社員たちに怪しまれないよう、
アパートで待機しておこうと考えた。
質問されたら『オンナとヤってた』と誤魔化せばいい。
ボクサーパンツ一枚のみで座る。
スマホが鳴った。
『―――はい』
「早瀬?
私よ、渚。
あなたスーツは持ってるわよね?」
『………持ってないっスね』
「はあ?
………はー……(←溜め息)分かったわ……OKして雇用しちゃったし……
今からさっきの事務所に来なさい」
『分かった。
何か必要なものあるんスか?』
「他に?そうねー、
印鑑持ってきなさい」
『契約書でもあるんですか?』
「そうよ。
念のために。……命の保証も……」
『――分かった。
直ぐ行きます』
理玖は通話を終えると、
いつものTシャツに龍の刺繍入りパーカ・ダメージジーンズでアパートを出た。