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〇〇を教えて。。
第4章 色々あってムズカシイみたい☆☆
『……いや?
漢字が全く読めないんだわ』
真剣に言う理玖に、
渚が座席から滑り落ちたのはいうまでもない…………………………………………………………
渚はドライバーに聞こえないように小声で読み上げた。が………
『あ、キケンってこ~ゆー字なんだな』『カイザンってなに?』
とまるで小学生のような質問をする理玖に力を使い果たした。
『…………………あなた、
小学生でも読めるわよ?』
思わぬ箇所で疲弊した渚。
『ガッコなんて行ってねーもん』
判を捺しながら呟く理玖。
『………………小学校は行くでしょうよ』
『ん?
あー、ないない。施設育ちだとイジメられっから、毎日ケンカばっかだったし。授業どころじゃねーから』
『…………………施設?
そうだったの…………』
渚はこんな裏側の仕事をするくらいだから、
沢山の人間を見てきた。
皆なにかしら事情がある。
理玖はやんちゃな悪ガキがそのまま成長したかのような印象だったが、
謎が解けた。
教えてくれる人間がいなかったのかもしれない。
『_____なあ?遥香!』
名前を呼ばれてハッとした。
『名前を呼ぶんじゃありません!
___捺印できてるわね……よし』
漢字が全く読めないんだわ』
真剣に言う理玖に、
渚が座席から滑り落ちたのはいうまでもない…………………………………………………………
渚はドライバーに聞こえないように小声で読み上げた。が………
『あ、キケンってこ~ゆー字なんだな』『カイザンってなに?』
とまるで小学生のような質問をする理玖に力を使い果たした。
『…………………あなた、
小学生でも読めるわよ?』
思わぬ箇所で疲弊した渚。
『ガッコなんて行ってねーもん』
判を捺しながら呟く理玖。
『………………小学校は行くでしょうよ』
『ん?
あー、ないない。施設育ちだとイジメられっから、毎日ケンカばっかだったし。授業どころじゃねーから』
『…………………施設?
そうだったの…………』
渚はこんな裏側の仕事をするくらいだから、
沢山の人間を見てきた。
皆なにかしら事情がある。
理玖はやんちゃな悪ガキがそのまま成長したかのような印象だったが、
謎が解けた。
教えてくれる人間がいなかったのかもしれない。
『_____なあ?遥香!』
名前を呼ばれてハッとした。
『名前を呼ぶんじゃありません!
___捺印できてるわね……よし』