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〇〇を教えて。。
第4章 色々あってムズカシイみたい☆☆
『___もういねぇし…………
あ。』



エレベーターを降りた場所で佇む。
目の前には廊下が続いていた。


『進んでみっか』

考えるより行動するのが理玖なのだ。



変な感覚だなと思ったら、
足元はフカフカの絨毯だった。


真っ直ぐ続いている廊下をスタスタ進んでいくと、
扉にぶち当たる。


理玖は重そうな黒色をした扉を見つめた。


シーン…………………
と静まり返っている。
扉には何のボタンもない。
取っ手もない。


『よ~っし…………てコトは一応蹴りを入れる価値あり』
助走をつけるため下がる。


すると…………


突然、扉がスーッと開いた。

『入りなさい』
______目の前に、
堅物そうな男が立っていた。


理玖は助走をしようと前後に開いている脚を瞬時に揃える。
自覚はあるのだ、自分が玩具だという。



男は七三に分けたロマンスグレーの豊かな髪・
180はあろうかという長身。痩せ型で整った顔をしている。
スーツを着込んだ体は、背筋がピンと伸びていた。

55~65歳くらいだな。
理玖はそう感じた。






理玖を見つめてきた。
目は穏やかそうに、細まる。



『さあ、
こちらへ来なさい』

『____はい』

理玖は渚から言われた通り反抗せず(当然だ)、
敬語を遣った。








部屋は、マンションの一室のように広い。

グレーの絨毯張り。
中央部に重量感がある黒皮のソファー。
奥にベッド&デスク。
観葉植物が2つ。

何てことはない、
普通の部屋みたいだ。



_____窓がないことを除いて。


理玖は腰前で手を合わせて行儀よく立てった。


男は黒皮のソファーに腰を下ろした。
『はー~~~~…………』


理玖は真正面で立てる。


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