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〇〇を教えて。。
第5章 ムズカシイけどイイみたい☆
「元気?じゃないっ!
キミはこそこそ何をしてるんだ?」
『なーオッサン、
何で番号変えてんの??』
「キミが消去したからだろう!
何度かけても全く通じなかったからだ!!」
『オッサン、
落ち着きなよ?
眉間にシワ増えるぞ、怒ってばっかだと』
「………そ、そうだな。
コホン。
無事なんだな?
危険なことはしてないのか?」
『危険…………はないけど。
夜中に用事あってさー。
金作んなきゃなんねーんだ』
「…………………なに?
借金でもあるのか…………?」
『あー、うん。
俺のじゃなくて優月のだけどな?
じゃ俺急ぐから、まったねー!』
プツリ。
_____切れた……………
藤代宗一郎はわなわなと手を震わせた。
『優月…………
幼なじみ・セフレだと言ってた女性か………?』
しかも借金返済だと?
こっちが必死になって探してるというのに。
『借金返済…………………
そうか』
宗一郎は思い付いた。
『僕が代わりに払ってやろう』
深夜1時。
宗一郎は自宅の地下にある金庫へと向かう。
誰にも知らせていない場所。
ここに祖父の代からの資産の一部を仕舞っていた。
日本の銀行も天災がくれば廻らなくなる。
だから地下金庫を拵え、
数年間は食べていける金を保管してあった。
ニール・ペスすら入れたことがない。
暗い室内に入り、
金庫の鍵をカチカチと回していく。
錠前屋紛いの腕だが、
自宅金庫を開けるくらいの知識はある。
『いくらだ?3千万で足りるだろうか?』
万札を丸ごと保管した金庫は、
業務用冷蔵庫のように大きい。
札束を掴み、
バッグにとりあえず3千万ぶん入れた。
『これで、
おかしな事もしないだろう』
宗一郎はひとり納得し、
寝室へと戻っていく。
しかし腹がたつ。
また、〔優月〕か…………!!
イライラしながらもベッドに潜る。
(なぜ、
こんなに手をかけたくなるんだ…………)
宗一郎は天井を見上げた…………………………
キミはこそこそ何をしてるんだ?」
『なーオッサン、
何で番号変えてんの??』
「キミが消去したからだろう!
何度かけても全く通じなかったからだ!!」
『オッサン、
落ち着きなよ?
眉間にシワ増えるぞ、怒ってばっかだと』
「………そ、そうだな。
コホン。
無事なんだな?
危険なことはしてないのか?」
『危険…………はないけど。
夜中に用事あってさー。
金作んなきゃなんねーんだ』
「…………………なに?
借金でもあるのか…………?」
『あー、うん。
俺のじゃなくて優月のだけどな?
じゃ俺急ぐから、まったねー!』
プツリ。
_____切れた……………
藤代宗一郎はわなわなと手を震わせた。
『優月…………
幼なじみ・セフレだと言ってた女性か………?』
しかも借金返済だと?
こっちが必死になって探してるというのに。
『借金返済…………………
そうか』
宗一郎は思い付いた。
『僕が代わりに払ってやろう』
深夜1時。
宗一郎は自宅の地下にある金庫へと向かう。
誰にも知らせていない場所。
ここに祖父の代からの資産の一部を仕舞っていた。
日本の銀行も天災がくれば廻らなくなる。
だから地下金庫を拵え、
数年間は食べていける金を保管してあった。
ニール・ペスすら入れたことがない。
暗い室内に入り、
金庫の鍵をカチカチと回していく。
錠前屋紛いの腕だが、
自宅金庫を開けるくらいの知識はある。
『いくらだ?3千万で足りるだろうか?』
万札を丸ごと保管した金庫は、
業務用冷蔵庫のように大きい。
札束を掴み、
バッグにとりあえず3千万ぶん入れた。
『これで、
おかしな事もしないだろう』
宗一郎はひとり納得し、
寝室へと戻っていく。
しかし腹がたつ。
また、〔優月〕か…………!!
イライラしながらもベッドに潜る。
(なぜ、
こんなに手をかけたくなるんだ…………)
宗一郎は天井を見上げた…………………………