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〇〇を教えて。。
第5章 ムズカシイけどイイみたい☆
_____『んんっ……………ああっ、そこいいっ…』
理玖は女の足首を撫で回し、
指先を食む。
35歳だという客の女性は、
「挿入なしで。
体のあらゆる部分を執拗に舐めてほしいの」とオーダーしてきた。
遥香からのメッセージにはデザイン業だとあった。
理玖はだいぶ慣れてきた。
客は皆ホテルを指定し、
1人1人違うけれど合わせて動けばいいだけ。
したことのない正座(!)をし、
細い足首を舐めている。
今夜の客は3人。
理玖は(こうか?)となかなか難しいオーダーに必死。
契約書にあった命の危険性は、
今のところなさげだ。
女性の足指にはペディキュアが美しく光っている。
イスに全裸で腰掛け、
脚を理玖に向けて喉を反らせ喘いでいる。
(変なやつもいるもんだなー)
入れたら一番気持ちいいのに~。俺が。
と思いつつもそこは我慢。
薬指の先っぽをツンツンと舌先でつついてみた。
『あああんっ!!!』
女は肩までのストレートの髪を揺らして頭を振る。
(先っぽ、ね。
よっし)
明日も仲介してもらわなくちゃならないのだ。
そのためには何でもする。
理玖はふくらはぎを指でそっと撫でた。
『んんっ!!…………あっ、ああ………』
女がガクガクと痙攣した。しばらくグッタリしたあと頭を起こし、
『…………はあっ、ベッドに移動していい?
背中や肩を舐めてほしいの』と言う。
『分かりました』
理玖は大人しくしておく。
女はうつ伏せに寝た。
理玖は女の傍らに膝立ちで、
背中をツーッと舐める。
痩せてゴツゴツした背中。
舐めると女は震える。
『聞いてもいいすか?』
理玖は気詰まりで口を開いた。