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〇〇を教えて。。
第6章 イイのになかなか☆
_____『はぁ……………そっちだったのね』
渚遥香はクラウンを運転しながら溜息を吐いた。

深夜営業の岩盤浴で息抜きしようと駐車場に入る。


(べつに、恋愛感情じゃなかったけど)


早瀬理玖はデリカシーが全くない。
素養すらないが………
駆け引きもなく「ヤラせて」と強引にホテルに連れ込まれたのは初めてだった。


(だけど…………)
ちっとも不快じゃない。
それどころか、いつの間にか癒されていた。


不思議だ。




渚遥香は、
体を温め発汗しながら………
汗に紛れ込ませて涙を一粒溢した。




______________

『ああ…………いてぇ…………』
理玖はホテルの玄関前で腰を抑えた。

24歳のネイリストは、
「趣味がレスリングだからレスリングからHの流れにしたいの♪」と無茶な要望をしてきた。


理玖も格闘には自信があり、
組み合った。


見よう見真似でタックルしたはいいがかなりの筋力だった客。
2回押さえ込まれ、
背後からキスされ流れで攻められてしまった。

『Sの女、きっついな~』
ある意味おもしろかったけど。




『遥香まだか~』
夜空に向かって呼ぶ。


すると聞こえたかのようにタイミングよく遥香のクラウンがアプローチにスッと入って来た。



『おつかれさま。
どうだったかしら?お客様からクレームが来ないところを見ると………
好感らしいわね?』

理玖は助手席に乗ると体を前屈みにする。


〔レスリング仕込みのH〕を遥香に伝えると、
『あはははは!
変わった嗜好の方もたくさんいるから、
面白いでしょ?』と笑う。











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