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〇〇を教えて。。
第6章 イイのになかなか☆
『あ、こんな事遥香に言う話でもねーな』
頭を掻く理玖。


『………………変じゃないと思うわよ』
渚は抉られた痛みを無かったことにする。



『そう思う?!』
運転席にクルッと顔を向けた理玖。
目が爛爛と輝いていた。



『好きになるのに性別が関係ない人もいるでしょうし。
良いんじゃないかしら』
渚は肩の力を抜いた。


『でも仕事に支障出しちゃダメよ?
女性相手に出来ないとか無いでしょうね!?』



『無い無い。
反応するもん』



『なら、良し。
さ、着いたわよ』



白い外壁の高層ホテルだ。

ポツンと住宅街の一角にあった。


『サンキュー!
何号室だったっけ?』
スーツ姿でクラウンから降り、
運転席を覗き見る理玖。


『自分で確認しなさいっ』
渚は怒鳴ると、
ブォォーッと勢いよく去ってしまった。



『…………ヒステリー………何だ?アノ日か?』
渚の気持ちに無頓着な理玖は、
首を傾げた。

『まぁいーや。
自分で確認っと』
スマホのメッセージ欄を見る。

『503号室。
24歳、ネイリスト………よっし』


理玖は足軽く、
ホテルに入ってゆく……………
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